気が付くと口の中が乾燥している・・・
ドライマウスとは・・・
近年、ドライアイという言葉をよく聞くようになり、世の中に浸透しつつあります。
今現在、日本国内の4分の1の方がドライマウスであると言われていますが、ドライアイほどご存じでない方が多いのではないでしょうか。
ところが、そのドライアイの症状をお持ちの患者さんの多くがドライマウスの症状も持っているとされています。
ドライマウスは口腔乾燥症とも言われ、唾液の分泌量が低下することで口の中や喉が乾燥してしまいます。
原因としては、唾液が出にくくなる病気(シェーグレン症候群)の可能性もありますが、ストレスや薬の副作用から症状が出ている場合の方が多いです。
以前は、更年期以降の女性に多い症状でしたが、ファーストフードなどの柔らかいものを食べる機会が増えたことで咀嚼回数が減り、唾液が出にくくなることから、現代病と言われ始めています。
主な原因
ドライマウスの主な原因は下記のとおりです。
※このような原因が重なると、より症状が出やすくなります。
・薬の副作用
・ストレス
・唾液腺の病気
・糖尿病、肝疾患、高血圧などの基礎疾患
・喫煙などの生活習慣
・筋力の低下
ドライマウスの弊害としては、唾液の分泌量が少なくなることにより口腔内の雑菌が増え、感染症を引き起こすことや、虫歯や歯周病が増え、口臭がきつくなることなどがあります。
ドライマウスを放置すると、肺炎や心臓の病気を引き起こす場合もあります。
このようにならないために、日頃から健康を心がけることが重要です。
症状
1、口腔内の乾燥
2、舌乳頭(舌のブツブツ)の委縮と平滑舌
3、粘膜の発赤
4、口角炎
5、カンジダ症
6、虫歯、歯周病
ドライマウス度チェック
- □ 気が付くと口が渇いていると感じる
- □ 口が渇いていると感じ、よくお水を飲む
- □ 喉が渇く(就寝時、喉が渇いて起きることがある)
- □ 渇いた食べ物が食べにくい(飲み込みにくい)
- □ 味覚がおかしい
- □ ツバが出づらい
- □ 口臭がある
- □ 口の中がネバネバしていて喋りにくい
- □ 口角(口の端)が荒れやすい)
- □ 虫歯ができやすい
- □ 舌がヒリヒリする
当てはまる項目が多い方ほどドライマウスの可能性が・・・!
以上のような症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
当院長の浅野が「ドライマウス」について執筆しています。
保健同人社発行の雑誌【笑顔11月号】の『どう防ぐこう治す』のコーナーで、 当院長の浅野和正がドライマウスについて執筆しました。
が意外と身近な病気であるドライマウ スについて、4ページにわたり患者さんが持つ様々な疑問にお答えしています。
原稿は下記のPDFより御確認いただけます。
お口のチェックとともに、ぜひ一読ください。